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歯内療法(歯の神経治療)を保険外治療で!

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こんばんは。

かなり久しぶりの投稿です。

今回は歯内療法(歯の神経の治療)についてお話していきたいと思います。

皆様にも浸透してきているとは思いますが、当院は予防診療を主体に行っています。

予防歯科をすすめていく目標として、生涯を通して健康で歯を一本も失うことがないようにすることです。その中で、ホームケアとメインテナンスが良好な状態で保たれていると、歯を失う原因としてはほとんど歯根(歯の根っこ)が折れてしまうことがメインだと思います。どんな歯が割れてしまうのかというと歯の神経をとってしまった歯です。

歯の神経をとると、歯の寿命は半分以下になるとも言われます。これは歯の神経をとることで歯がもろくなるということではなく、神経をとるということは健康な歯質をたくさん削らないといけないからだと私は考えています。(ラボ実験では歯の硬さは神経をとっても変わらないという報告もある。ただし、これが人体で起こることと同じではない。)

当院では、一生涯健康で歯を失うことがなく過ごしていただくための予防プログラムは実施しております。その中でも、歯根破折にあるように予期せず歯を失うことがあります。その場合は、自分の歯と同じように機能できる良質なインプラント治療を実践できるように日々研鑽しております。歯を失った時の治療オプションとしてインプラント治療は、正しく行えば確立した治療法だからです。
余談ですが、11月からアメリカ歯周病専門医、アメリカ補綴専門医よりインプラントに対するさらなる知識の整理と、実技について数ヶ月学んできますので、度々土曜日が休診になりますことをこの場を借りましてお詫び致します。

では、あってはならないですが神経をとらないといけないようなむし歯ができた、あった場合どうすべきなのか?このような状態はメインテナンスに入って起こることはほとんどありません。(メインテナンス間隔が不定期で、ホームケアが不足している場合はあるかもしれませんが・・)

歯内療法を行う上で最も重要なのは無菌的状況で治療することです。それにはラバーダムというゴムシートをつけて治療することが必要であるとアメリカ歯内療法学会でも規定されています。本来は歯の神経は無菌ですが、唾液には様々な細菌が含まれているため、外部からの細菌侵入を防止することは基本と考えられているからです。また、可能な限り根を削る道具、使用する道具は毎回破棄、適正濃度の薬剤、エビデンスのある薬剤の使用など必要です。しかしながら、これらを満たす治療は保険診療では不可能です。
というのも、日本の保険制度の中での歯内療法の重要性、価値が低いため、診療報酬が欧米に比べて10分の1と言えるくらい低いため、世界基準の歯内療法を行うことは不可能です。欧米なみの治療を提供しようにも保険で規定されている材料に制約があるのもそうですが、診療報酬が確約されない治療のため、正しくやればやるほど歯科医院側にしわ寄せが来るのが現状だからです。

当院では、保険診療の中で可及的にラバーダム使用、可及的にエビデンスに沿った薬剤濃度使用、欧州基準における使用する器具の滅菌、可及的なディスポーザブル製品の導入、マイクロスコープでの確認など行ってはおります。
診療報酬が確約されない赤字診療ではありますが、少しでも歯内療法の質を担保するため、上記のような努力をしております。
ですが、歯の神経をとるのであれば世界基準の歯内療法を実施していきたいのが本音です。ここで誤解を招きたくないので述べておきますが、上記にもあります通り、最大限の努力はしていますので、保険治療での歯内療法で手を抜いている訳ではございません。

一般歯科医師としての範囲をしっかりと見極め、歯内療法専門医との線引きをしっかりと決めることで、当院でも保険外治療として歯内療法をご提供できる準備が整いました。保険診療と比べると決して、費用は安くないですが、少しでも歯が残る努力をすることこそ予防歯科の神髄だと考え、もし歯内療法になる場合はしっかりとそのことを患者さんへお伝えしていきたいと思います。

長々書いて自分でもまとまりがないと自覚しておりますが、最後まで一読していただきありがとうございました。
まとめますと、より良い歯内療法をご提供してどのような歯でも失うことがないように努力していく所存ですので、当院の主旨に少しでもご理解いただけたら幸いです。




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